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カーティケヤン「マレーシアはOK」

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HRTのナレイン・カーティケヤンは、次戦マレーシアGPでは決勝レースに出場出来ると自信を示した。
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HRTは今季型マシンを開幕戦オーストラリアGPでデビューさせたものの、予選Q1でトップタイムの107%以内のタイムをマークすることが出来ず、更に今季型のフロント・ウィングはFIAのクラッシュ・テストを通過出来なかったため、昨年のウィングで走行、結果的にヴィタントニオ・リウッツィ、カーティケヤンの両ドライバー共に予選落ちとなった。が、カーティケヤンは、マシンの走行を重ね、今季用のフロント・ウイングを使用すれば、次戦マレーシアGPでは予選を通過できると主張している。「新しいフロント・ウイングを使えれば大丈夫だよ。条件が全て整えば、マレーシアで予選通過できない理由はないんだ。本格的に上手く回り始めれば、周囲を驚かせるようなことが出来る筈だ。作業のほとんどが完了しているが、まだ細かい部分を行っているところなんだ。完全な形でマシンを走らせなきゃ意味がないからね。今とても悪い状況だということは分かっている。でも不平を言っても仕方ないしね」
また、HRTのオーナー、ホセ・ラモン・カラバンテはオーストラリアGPでの予選落ちの理由がチームの財政問題にあったことを認めている。「我々に他のチームと同程度の予算があれば、3,000kmを走り込んでシーズン最初のレースに臨めた筈だった。しかし昨年同様、われわれは予算の関係でマシン開発分野で大幅に出遅れてしまった。スポンサーとの合意間近まで行きながら、最終的に締結できずに終わった」とカラバンテは述べ、2009年で撤退したトヨタとの2011年の技術提携が、交渉の最終段階で"決裂"したことを付け加えた。HRTの今年の予算が4,500万ユーロ(約52億7,000万円)であると彼は明かし、「そのために我々は手元の予算で現実的なゴールを目指すしかなかったんだよ」と述べた。またHRTの現状に対する強い批判については「イギリスのプレスでヴァージンに対する批判はひとつも見当たらない」と返した。

ちなみにリウッツィのベスト・タイムはQ1トップからセバスチャン・ヴェッテル(レッドブル)が1分25秒296、107%以内は1分31秒266が必要、リウッツィは107%タイムから1、712秒遅れる1分32秒978、トップからは約109%と言う結果だった。「リウッツィはたった11周しかしておらず、もしも20周こなせていれば予選を通過出来たかも知れない。殆ど走行もせずに1、7秒につけるというのは奇跡だよ」とカラバンテは分析し、更に全体的な新しい空力パッケージが、5月のスペインGPに向けて用意されていると言う。「そうすればロータスとヴァージンの前には十分立てるはずだ」チーム・ロータスは少々前に行ってしまったが、対ヴァージンで見た際にはカーティケヤンの期待が実る可能性はある。が、それがよりにもよって特殊なマレーシア/セパン・サーキットで達成出来るかは不透明だ。何しろ、まだ誰もその新しいフロント・ウィングで走ったことがないのだから。