第３戦中国ＧＰ・公式予選結果
土曜午後、中国ＧＰ公式予選は気温１６度、路面温度２３度。風がかなり強く、観客席は肌寒そう。結局ウェバーはトラブルで今回もＫＥＲＳを外すことに。本人の表情は明るいがヴェッテルと明暗は解れた。
Ｑ１スタート、ザウバーのペレスとフォースインディアのディ・レスタがプライム・タイヤでコース・イン。続いてハイドフェルド、マルドナド、とゆっくりとした滑り出し。ペレスはＦＰ３とは違うセット・アップで１分３８秒２９５を記録。続いてハイドフェルドが２番手。ピレリのヘンベリーは穏やかな表情でピット・ロードを歩いている。トロ・ロッソ／アルグエルスアリがオプション・タイヤでアタック、１分３６秒１５４でトップ・タイム。すぐさまハミルトンがプライム・タイヤでトップ奪還。ザウバー／可夢偉のみ未だピットを出られず。残り１０分、ヴェッテルが余裕で１分３５秒台へ突入。続いてバトン、ハミルトンのマクラーレン勢。可夢偉はクリア・ラップを求めて初アタック、１分３６秒１４７で５番手。現在ボーダーはハイドフェルド、コヴァライネン、トルゥーリ、ダンブロシオ、グロック、リウッツィ、カーティケヤン。やむなくハイドフェルドはオプション・タイヤを選択し、２番手へジャンプ・アップ。現在ボーダーはバリチェロ、ウィリアムズは苦しい。残り２分、トップにアロンソ、続いてマッサ。メルセデスＧＰ／ロズベルグが１分３５秒２７２で奪還。ペトロフが２番手に。チェッカー目前、ボーダーはなんとウェバー、マルドナドが１５番手に滑り込み、ウェバー１８位でまさかのＱ１ノック・アウト。チームは何故オプション・タイヤで走らせなかったのか。ちなみに全員が１０７％ルール内、予選落ちはなし。
１５分間のＱ２スタート。トロ・ロッソ勢が真っ先にコースへ。アルグエルスアリが１分３５秒８８８。続いてヴェッテルが１分３８秒３５５。ロータス・ルノーＧＰ以外は全車コースへ。ハミルトンが１分３４秒４８６と、ここまでの全体ベストを記録。好調のメルセデスＧＰ勢は前半プライムでアタック。ピットから「次はオプション・タイヤで１ラップで決める」と指令。残り５分、各車ラスト・アタックに向けて一旦ピットへ。現在ボーダーはバリチェロ、ブエミ、シューマッハー、可夢偉、マルドナド、ペトロフ、ハイドフェルド。Ｑ３進出には恐らく３５秒台前半が必要。突然ペトロフが５コーナーの先でストップし、セッションは赤旗中断。時計は残り２分２秒と微妙。ハイドロのトラブルの模様。上海のマーシャルはニュートラル・ボタンを扱えないのか、マシン撤去に時間がかかる。
セッション再開、ピット・ロード出口は大行列。ペレス、マッサ、可夢偉、ロズベルグ、アロンソ、シューマッハーの順。マッサが先頭に出て１１台各車一斉にタイム・アタック再開。最後方のディ・レスタはギリギリのライン通過。しかし混雑はどうにもならず、スーティル、ペレス、可夢偉、シューマッハー、バリチェロ、ハイドフェルド、マルドナドがノック・アウト。前半上手くタイムを出したトロ・ロッソ勢が揃ってＱ３へ、フォースインディアのルーキー、ディ・レスタが初のＱ３進出。
１０分間のファイナル／Ｑ３開始。新品のオプション・タイヤを持ってるのはヴェッテル、ハミルトン、バトンの３人。フェラーリはユーズドのみ、以下ロズベルグ、トロ・ロッソ勢、ディ・レスタ、ペトロフと言うライン・アップ。残り７分、ヴェッテルが１分３３秒７０６のレコード・タイム樹立。各チーム、モニターを観て呆然。コース上にはトロ・ロッソ勢がいるが３５秒台、ただそれでも３、４番手。残り３分、ようやく各車コースへ。アロンソ、ロズベルグ共にセクター１から既にヴェッテルにコンマ５秒遅れている。アロンソが１分３５秒１１９、ロズベルグ、バトンが上回る。ロズベルグはオプション・タイヤを残していた模様。ハミルトンはラスト・スパートが利かず、結局２番手は１分３４秒６６２でバトン、２列目にハミルトン、ロズベルグ。フェラーリは予想通り３列目となった。
中国ＧＰ・公式予選結果