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フェルナンデス、ケータハム取締役に

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チーム・ロータスのオーナーであるトニー・フェルナンデスが、イギリスのスポーツ・カー・メーカー、ケータハムを買収した模様。
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チーム・ロータスは、4月27日に記者会見を開くことを発表、しかし現時点でその詳細は明かされておらず、プレスに送付された招待状には、そのメディア・イベントが「チームの将来に関し、信じられないほどエキサイティングな発表」と記されていた。そして、書類上フェルナンデスが4月12日付でケータハム・カーズ・グループ株式会社の取締役に任命されている事実が判明。これにより、発表の内容はチーム・ロータスによるケータハム買収、と言う事実が浮かび上がって来る。

現在グループ・ロータスと「ロータス」の名称についての論争を続けているフェルナンデス/チーム・ロータスだが、ケーターハムとの提携は仮に“チーム・ロータス”の名称を断念した場合、非常に理論的なオプションになる。何故なら、ケータハムは元々ロータスから生まれた会社なのである。つまり、チーム・ロータスは「チーム・ケータハム」を名乗ることの出来る権利を得た、と言うことだ。
元々ロータス・セブンのディーラーとして誕生し、1973年にロータスがセブンの製造を中止した後、その権利を引き継いだのがケータハムである。現在ケータハム・ブランドの車はケータハム・セブンだけであり、現在もロータスの血統を引き継いで開発されている。また、これでフェルナンデスは遂に自動車産業界の仲間入りを果たしたことになる。