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フェラーリ、フィリップモリスと契約延長へ

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フェラーリは、タバコ・ブランドであるフィリップモリス社との契約を延長する模様。
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フェラーリの広報担当によれば「マールボロ(フィリップモリス)との契約に関しては何も問題がない。よって契約を延長するための全ての状況は揃っている」とされ、2011年で切れる現行の契約を2014年まで延長することで合意に達しているらしい。フェラーリとマールボロの契約は1997年から続いており、公共のスポーツ・イベントに於けるタバコ広告禁止となった現在でもパートナー・シップを続ける貴重な例となっていた。

かつてはマクラーレンと組み、女性の口紅がフィルターに付着したデザインでフォーミュラ・カーのカラーリングの代名詞だったマールボロがマクラーレンと別れ、フェラーリのメイン・スポンサーとなったのは1997年。以降、ヨーロッパを中心としたタバコ広告規制により多くのメーカーが撤退する中、フィリップモリス社はこのパートナー・シップを延長し続け、チームの正式名称も「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」のままである。しかしこの契約により、この10年間でおよそ10億ドル(約830億円)の宣伝価値が齎されたとされる。が、2007年にタバコ広告全面禁止になって以降、マシンにブランド名を入れられず、以降バーコード・デザインなどを採用して来たがこれも昨年禁止に。
レーシング・カーの代名詞となったマールボロの名はいったいいつまで残れるのか。世界的な情勢を考えれば決して楽観出来ない事項である。