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残留を希望するバトン

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マクラーレンのジェンソン・バトンは、チームとの契約交渉を前に、残りのF1キャリアをマクラーレンに捧げる用意があると語った。
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2009年のF1ワールド・チャンピオンであるバトンは、2010年から3年契約でマクラーレンに加入。チームは、今後数ヶ月以内にもバトンと契約延長に関する交渉を行うとみられている。両者は現在のパートナーシップに満足しており、現在31歳のバトン自身、今後のキャリアをマクラーレンで過ごすことしか頭にない、語っている。「このチームで走ることを辞めるのなら、もうF1ではレースをしないと思う。とても満足しているし、他に行こうとする理由が見つからないんだ。僕は今、世界で最高と言われるチームのひとつでドライブしている。多くのドライバーが憧れる場所さ。後3年、いや5年…はっきりとはしないが、ここに居続けるだろうね」このバトンの発言は、マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュにとって決して意外なものではないだろう。ウィットマーシュは、新たな契約交渉が比較的簡単なものになると考えている。「ジェンソンがレースへの専念を誓い、残留を希望するのであれば、同意はすぐに結ばれる筈だ。彼はチームにとって大きな財産であり、交渉は迅速かつ簡単なものになることを望んでいるよ」

2010年、正直に言えば予想外の大活躍を見せたジェンソン。誰もがエース・ハミルトンから遅れを取り、場合によっては早期引退にも繋がるのではないか、と危惧されたが、前半戦はハミルトンで互角の勝負をし、ほぼ最後までタイトル争いに参加。今シーズンも速さは失っておらず、チーム/マシンとの相性は良さそうである。狭き門であるマクラーレンのシートのひとつを死守するのは並大抵ではないが、ハミルトンにとってはベストなパートナー、とも言え、チームとの交渉はスムースに行きそうだ。