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アロンソ「諦めない」

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フェラーリのフェルナンド・アロンソは地元レースで4番手スタートからトップに立つも、最終的に5位フィニッシュとなった。
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フェルナンド・アロンソ「レースの最大の見せ場はもちろんスタートだし、僕達はこのエリアにかなり取り組んで来た。その結果が表れたと思うし、グランド・スタンドの観客の応援を見るのは素晴らしかったよ。その後は12周に渡って、後続にいる最速のマシン達を後ろに留めておくために全力を尽くした。でも、どうすることも出来なかったよ。ずっと彼らが僕のミラーにいるのはとてもストレスを感じた。僕たちには空力ダウンフォースが不足している。僕達は何故この2週間でレッドブルとマクラーレンに遅れをとってしまったかを理解しなければならない。まだ5レースが終わっただけだし、もちろん選手権を諦めるなんて考えてはいないよ。順位表上でのギャップはとても大きいけど、まだどんなことだって起こすことが出来ると確信しているさ」

王者ならではの、圧巻のスタートだった。あれだけでバルセロナの観客はチケット代を払う価値を充分に見出せただろう。が、終ってみれば現実はトップ4台から周回遅れの5位。特に再三言われ続けているプライム・タイヤでのパフォーマンスの悪さはどうしようもない。急がなければレッドブル/マクラーレンに追いて行かれるどころか、ルノー/メルセデスGP勢の猛攻が待っている。契約を2016年まで延長したばかりの王者に見合った道具を、マラネロは早急に準備しなくてはならない。