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「F1復帰はない」とクリエン

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昨年HRTからスポット出場したクリスチャン・クリエンは、自身の今後のF1キャリアには悲観的になっていると語った。
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ジャガーとレッドブルからF1に50戦近く参戦したクリエンは、BMWとホンダのテスト・ドライバーを経て、昨年終盤HRTからレースに出走した。しかし今季はF1シートを獲得するための十分なスポンサーを集められず、結局ル・マンのアストンマーティン・チームと契約。F1でのスポンサー持ち込みについて質問されたクリエンは「毎年難しくなって行った。今年、ベネズエラのパストール・マルドナドが3,000万ドルのスポンサー資金を持ち込んだことけど、そのような金額はオーストリア人には不可能だよ。例え1年分の予算を得られたとしても、そのあとはどうなる?、絶対にとは言えないけど、現時点ではF1復帰の可能性はないに等しいよ」と語った。

昨年終盤、弱小HRTから圧巻のスポット・ドライヴを見せたクリエン。現在クリエンは、DTM(ドイツ・ツーリング・カー選手権)への転向を目指している。「3つの自動車メーカーがいて、かなり面白いシリーズだ」と語るクリエンは、BMWとの繋がりが今後のDTM参戦の助けになる可能性に賭ける。
「F1は多くのことが変ってしまった」と嘆くクリエン。「でもまだ繋がりはあるよ。きっとDTMは楽しいだろうしね」