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マールボロ契約延長

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フェラーリは14日、、フィリップモリス・インターナショナルとのスポンサー契約を2015年末まで延長したことを発表した。
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フィリップモリス・インターナショナルは2005年、フェラーリとマールボロ・ブランドで、今季末まで約5億ドル(400億円)で契約延長した。フェラーリは1984年からマールボロのスポンサー・シップを受けているが、2005年にF1でタバコ会社のスポンサーが一斉禁止され、以降フェラーリはマールボロのロゴを貼ることが出来ず、2010年途中まではバー・コードを使用していたが、マールボロのロゴに似ているサブリミナル広告の可能性がある、との指摘を受け、それも外し、現在は新たなロゴ・マークを制作して使用している。タバコ広告完全禁止の現在、フェラーリだけは「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」と名乗り続けている。

ロスマンズ・ウィリアムズ・ルノー、ウエスト・マクラーレン・メルセデス、マイルドセブン・ベネトン・フォード、BARホンダ…古くはホンダ・マールボロ・マクラーレン、キャメル・ベネトン・フォード、JPS・ロータス、エクィップ・リジェ・ジタン…これらは全てチームの正式名称である。1968年のゴールドリーフ・ロータス以来、F1は常にタフな男のイメージから世界各国のタバコ産業がメイン・スポンサーだった。時代は流れ、1990年代にはヨーロッパでのタバコ広告禁止が広まり、バーニー・エクレストンはアジアにそのイベントの場を移して来たが、遂に万事休す、タバコ広告はマシン、ウェア、グッズなど全てで禁止となってしまった。
それでも、例え広告が打てなくとも、フェラーリとマールボロの尊い関係は続く。