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リチャルド、HRTからデビュー

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HRTは、イギリスGPからダニエル・リチャルドをチームの正ドライバーとして起用する契約をレッドブルと締結した、と発表した。
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リチャルドはナレイン・カーティケヤンに代わってHRTでレースに参戦するが、初開催となるインドGPを控えるナレイン・カーティケヤンもチームの正ドライバーとしてチームに残留し、母国グランプリには出場する模様。7月1日に22歳の誕生日を迎えたばかりのオーストラリア人のダニエル・リチャルドは、今季トロ・ロッソのテスト兼リザーブドライバーとして全グランプリの金曜フリー走行1回目に出走している。
ダニエル・リチャルド「夢が語ったよ。遂にF1のスターティング・グリッドに並べるんだ!。現実だと確信するために数回つねらなければならなかった(笑)。興奮しているし、シルバーストンで走るのが待ち切れないよ。新しいチャレンジだけど、準備は出来ているし、ベストを尽くすつもりだ」
ホセ・ラモン・カラバンテ(HRT・チーム・オーナー)「今回の合意は、我々が示した全ての激務への償いだ。我々はワールド・チャンピオン・チームが彼達のドライバー開発において我々を信頼してくれたことを誇りに思う。これが実りの多い関係のスタートになることを期待しているよ」
コリン・コレス(HRT:チーム代表)「ダニエルをチームに迎えられることを嬉しく思っている。個人的に尊敬しているレッドブルのヘルムート・マルコ博士と、この契約をまとめられたことをとても嬉しく思っている」

遂に始まった恒例のHRTドライバー人事。現状のカーティケヤンのパフォーマンスでは恐らく契約的に文句も言えないのだろう。が、この流れがHRTの今後の活動に大きく影響を及ぼすことは確かだ。HRTのマシンに赤い牛が描かれていても不思議ではなくなるかも知れない。