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フェラーリ勢が合意

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イギリスGPを揺るがせたエキゾースト・ブローイング問題で、反対派だったフェラーリとザウバーが合意し、問題に終止符を打った。
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シルバーストンではFIAによる規制について、異なる4メーカーのエンジンをいかにして平等に規制するかで意見が別れた。最終的にはチャーリー・ホワイティングが規制の廃止と、ヨーロッパGP時点の状況に戻すことを提案。ヴァレンシアでは予選とレースの間でのエンジン・セッティングの変更が禁じられたが、オフ・スロットル時のブローイングについては制限されていなかった。ウィリアムズは当初逆戻りに反対したものの結局は同意に署名、フェラーリ・エンジンを搭載するフェラーリとザウバーのみが反対していた。ザウバーのマネージング・ディレクター、モニシャ・カルテンボーンは「私達は最初にF1のイメージとファンのことを考えました。今は合意に至ることが出来て喜んでいます」と経緯を説明、フェラーリのステファノ・ドメニカリは「このように、皆が自分自身のアドバンテージしか考えない状態が良いわけがない。この理由から我々は控えめな態度を保った。我々が何を失うか、もしくは失わずにいられるかを考えず、シルバーストン前に戻るとの合意にサインした」と語った。

イギリスGP、確かに予選でフェラーリとザウバーが躍進し、レースはアロンソが勝った。が、決してレッドブル勢の勢いが止まったわけではなく、同時に決して後味の良いものでもなかった。やはりシーズン中のコントロールはナーバスであり、極めて難しい。