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2012年FIA F1世界選手権エントリーリスト
続き
【チーム名/コンストラクター(国籍)】
カーNo. ドライバー(国籍)契約期限

【レッドブル・レーシング/レッドブル・レーシング・ルノー(オーストリア)】
01 セバスチャン・ヴェッテル(ドイツ)~2014年
02 マーク・ウェバー(オーストラリア)~2012年

【ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス/マクラーレン・メルセデス(イギリス)】
03 ルイス・ハミルトン(イギリス)~2012年
04 ジェンソン・バトン(イギリス)~2014年

【スクーデリア・フェラーリ/フェラーリ(イタリア)】
05 フェルナンド・アロンソ(スペイン)~2016年
06 フェリペ・マッサ(ブラジル)~2012年

【メルセデスGPペトロナスF1チーム/メルセデスGP(ドイツ)】
07 ミハエル・シューマッハー(ドイツ)~2012年
08 ニコ・ロズベルグ(ドイツ)~2013年

【ロータスF1チーム/ロータス・ルノー(イギリス)】
09 キミ・ライコネン(フィンランド)~2013年
10 TBA

【サハラ・フォース・インディアF1チーム/フォース・インディア・メルセデス(インド)】
11 TBA
12 TBA

【ザウバーF1チーム/ザウバー・フェラーリ(スイス)】
14 小林可夢偉(日本)~2012年
15 セルジオ・ペレス(メキシコ)~2012年

【スクーデリア・トロ・ロッソ/STRフェラーリ(イタリア)】
16 TBA
17 TBA

【AT&Tウィリアムズ/ウィリアムズ・ルノー(イギリス)】
18 TBA
19 TBA

【チーム・ケータハム/ケータハム・ルノー(マレーシア)】
20 ヘイキ・コヴァライネン(フィンランド)
21 ヤルノ・トゥルーリ(イタリア)

【HRT F1チーム/HRT TBA(スペイン)】
22 TBA
23 TBA

【マルシアF1チーム/マルシア・コスワース(ロシア)】
24 ティモ・グロック(ドイツ)~2014年
25 チャールズ・ピック(フランス)~2012年

…2011年コンストラクターズ順位を受け、中団グループには大きく変化が見られるカー・ナンバー、そして、ロータス・ルノーGPはロータスF1チームに、チーム・ロータスはチーム・ケータハム/ケータハム・ルノーを名乗り、ヴァージン・レーシングはマルシアF1チームへと生まれ変わる。

ドライバーで興味深いのはドライバーズ・ランキングで上回ったバトンが、ハミルトンからエース・ナンバーの3を奪い取ったこと。ルイスには厳しいプレッシャーとなる。反面、メルセデスGPは相変わらずランキング下位のシューマッハーがエース・ナンバーの7を付ける。

HRTは先日ペドロ・デ・ラ・ロサとの2013年までの契約を発表したばかりだがここには未記入となっており、確かにHRTはデ・ラ・ロサとレギュラー・ドライバーとしての契約を行った、とは言えず、デ・ラ・ロサのチーム内での立場は不透明なまま、場合によってはHRTお得意のドライバー・スイッチが行われる可能性もある。また、彼らはエンジン・サプライヤーも未だ未発表なまま。一時はウィリアムズからギア・ボックスを供給される関係でルノー・エンジンへのスイッチが噂されていたが、現実的にはコスワースが使用される筈である。

現状、ドライバーズ・シートはデ・ラ・ロサの席も含めれば空席は9.ただしその内2席は若手レッドブル・ドライバーによるトロロッソの争いとなり、現状のハイメ・アルグエルスアリ、セバスチャン・ブエミに加え、ダニエル・リチャルド、ジャン・エリック・ベルニュの4人による争いであり、現実的には7席。

最も残酷なのはそのトロロッソだ。レッドブル・グループを追われたレッドブル・ドライバーに行き場はない。つまり「F1残留」の可能性が極めて小さい。クリチャン・ホーナーはアルグエルスアリ、ブエミのふたりを「興味がない」と切捨てた。ならば「レッドブルBチーム」として据え置き人事は無意味、しかし中堅レーシング・チームとしてはいきなりリチャルド、ベルニュの若手ふたりでは不安過ぎる。グループ全体の思惑をどう収めるのか、で結果は大きく変わって来る。

ロータスでライコネンのチーム・メイトになるのはセナか、ペトロフか、グロージャンなのか、それともクビサ待ちの人事になるか。フォース・インディアはスーティル、ディ・レスタ、ヒュルケンベルグの椅子取りゲーム、ウィリアムズにいたってはバリチェロ、マルドナドの後ろにスポンサー・マネーを持ったヴァルテリ・ポッタス、ギド・ヴァン・デル・ガルデ、ミルコ・ボルトロッティらが並び、同様にHRTはリウッツィに加え、ダニ・クロス、ハビエル・ビジャら若手が狙っている。

注:TBAは「トゥー・ビー・アナウンスド」、つまり「未発表」。昔川合チャンが言っていた「突然バックレた亜久里」ではない(古くてスイマセン/苦笑)。