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GP2アジア選手権開幕

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2011年シーズンのフォーミュラ・カー・レースはいよいよ今週末、GP2アジア選手権/アブダビ戦で開幕する。
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開幕が待たれるF1世界選手権に先駆け、F1直下のフォーミュラ・カテゴリーであるGP2が冬季シリーズとも言うべきアジア選手権でいよいよスタート。今季はヨーロッパのメイン・シリーズに出場する全13チームがエントリーし、中東のアブダビとバーレーンを舞台に全3戦が行われ、今週末にアブダビのヤスマリーナ、翌週にバーレーン、そして3月12、13日のF1開幕戦バーレーンGPの併催レースが最終戦となる。今季のGP2は第3世代のニュー・マシンが導入され、F1同様ピレリがタイヤの供給を行う。
今季はフェラーリのジュール・ビアンキ、ザウバーのエステバン・グティエレス、ロータス・ルノーGPのファイルーズ・ファウジーとロマン・グロージャンという4人のF1テスト・ドライバーが参戦しており、早くも2012年のF1シート獲得に向けての熾烈な闘いが始まる。

最終的に今季のGP2には前述の4人に加えギド・バン・デル・ガルデやサム・バードなど、計7人の「F1テスト経験者」が顔を揃える。グロージャンのような「出戻り」組も含め、F1チームのリザーブ・ドライバー制度が変化して来ている現在、直下カテゴリーでのタイトル争いは即、F1正ドライバーへの道に繋がって来る。開催初年度をグロージャンが制し、2年目は可夢偉が獲った。メイン・シリーズとともに、もはやF1への登竜門となった今季のGP2アジア選手権を制するのは一体誰なのか。