高円寺らーめん横丁(高円寺)



2011/01/01 up
B級グルメ/ジャンク・フードの街、我らが高円寺に流行りのラーメン・テナント集合体である"らーめん横丁"が出来て1年。駅から各方向に向けた商店街が充実しているこの街で駅の"ガード下"勝負はなかなかチャレンジングなスタイルだったが、これは見事に的中、相変わらずの賑わいを見せている。
参加店舗は濃厚とんこつ味噌(¥700)が売りの"麺処くるり"、あっさりとした塩味のとりそば(¥750)が魅力の"天神下大喜"、創業40年の名物タンメン(¥770)の"蒙古タンメン中本"、そして焼き石で冷めたスープを復活させるつけ麺(¥750)が名物の"つけめんTETSU"の個性豊かな4店舗。
写真は大喜のとりそば/塩味(¥750)、全店年中無休で営業時間は11時~23時。上手くローテーションを作ればココだけでかなりの満足感!。


蒼龍
 (目黒)/各種



2010/01/01 up
目黒・権之助坂沿いのこの店の売りは様々なオリジナル・ラーメンと多彩な総菜。スープは基本的に醤油豚骨表面が真っ黒になるほどの黒ごまで埋め尽くされた担々麺やつけ麺も人気。が、辛いのが苦手なオレとしては"焦がし醤油にんにくラーメン"が定番。
巨大な豚バラ肉の乗ったドロドロとしたスープは意外なほどに香り良く、通常の"こってり感"とは少し違う。もちろんあっさりしているワケではないが、口当たりとその後、飲み込んだあとの残り感が段階を踏んでおり、決して口の中がグチャグチャしない。これはニンニク系のスープとしては珍しく、次のひと口をそそる重要な要素。麺はほど良くスープを絡めてくれる太麺で、コシもしっかりしており満腹感は上々。あっさりとしたサイド・オーダーと共に食べれば食後の胃もたれもない筈。コレでオレが辛いのが食べられれば.....と周りの担々麺組を見て想ふ(.....)。


九十九
 (恵比寿)/豚骨



2010/01/01 up
駒沢通り沿いのこの店はオレの価値観/行動範囲内に於いて、"じゃんがら"と並んで最も本場・九州の味に近い豚骨ラーメンである。一般的に東京で豚骨とされているものの多くはあくまでも"東京豚骨"であり、当然地域ごとの好みや風潮に合わせた進化が求められるもの。でも九十九は常に本場で食す九州ラーメンの味に最も近い、それでいて東京人にも好まれる方法論を持っている。
オレはベーシックな九十九ラーメン(¥650)で満足してるのだが.....この店には伝統の一品"まるきゅうラーメン"という飛び道具がある。味噌ラーメンにナチュラルチーズをこれでもかってくらい乗せる珍品は、意外に若い女性を中心にオーダーが途切れない。1日限定200食、オレは味見しかしたことナイけど、その手のお好きな方は是非チャレンジを!。


じゃぐら
 (新高円寺)/豚骨



2010/01/01 up
武蔵境の有名店"きら星"出身の店主が"高円寺No.1濃厚豚骨"を掲げる、'09年8月オープンの新しい店。小さな店内はカウンター5人/テーブル4人がマックス。ベーシックなラーメン(¥700)にトッピングがメインなこの店の売りは"選べる油"。
焦がしニンニクをブレンドした黒麻油/鰹と煮干しの魚介オイル/ネギ辛味油の3種類からオーダー時にチョイス。恐らくこの店のベストは、所謂"胡麻風味"になる黒麻油。ドロッとしたスープの臭みを和らげ、塩辛さと甘みを丁度良いところに調節してくれる。麺は流行りの極太麺で、箸でスープから持ち上げても相当量が麺に付いて来る。この濃厚スープを全て飲み干すために必要なのは.....多分若さかな(笑)。


らーめん屋麺僧
 (吉祥寺)/各種



2010/01/01 up
吉祥寺駅界隈もそれなりにラーメン激戦区だが、"特色"という意味ではこの麺僧は決して特筆すべき点はない。が、下北沢発祥のこの店は"飽きないラーメン"という意味で上手くまとまっており、薄口の醤油ダレと豚骨スープとのバランスが絶妙。価格もしょうゆらーめん/¥600とリーズナブルで、具材ひとつをとっても安価を感じさせない造り。個人的にそこまで求めてナイけど、巨大なチャーシューも人気の理由。また牛すじめん(¥880)/揚げニンニクめん(¥700)、更に豆乳担々めん(¥850)と、メニューには遊び心も満載。
ちなみに紹介の店舗は吉祥寺駅南口店、北口にも店舗があるがこちらは南口よりも"尖った"印象、南口店の方があっさりと食べやすい。


大将第二店
 (高円寺)/不思議系(爆)



2009/01/01 up
.....ま、最初に断っておくべきこととして、大将は高円寺の焼き鳥店である。いや、正確には庶民派居酒屋というべきかも知れない。高円寺駅南口ロータリー正面にある本店(2008年リニューアル)、北口の三号店、そしてここで紹介するのが第二店(何故二号店ぢゃナイんだ.....)。ここはガード沿いの如何にも大衆居酒屋的な店で、某・有名劇団の皆様が大騒ぎに来ることでも有名。そして、ひととおり呑んで最後に頼むのが.....ズバリ"ラーメン"。呑み屋のメニューにラーメン、でも充分インパクトと違和感(爆)があるが、食べてビックリ!。サッパリとした鳥系のスープにキャベツ/モヤシ/ニラなどの野菜がタップリ、麺も適度な量で"呑んだ後のラーメン"としてはパーフェクト!。.....が、多分呑まずにコレだけ頼んだら"コンソメ・ヌードル"なんだろーな、とは思う(.....)。


越山
 (高円寺)/魚介系



2009/01/01 up
2007年12月オープン、麺創房無敵家(池袋)系列の店。1年ほど通わせて貰っているが、オレ自身がラーメン店に求める"コンディション変化の有無"という点では満点に近く、いつ行っても確実に同じクオリティのラーメンが出て来る。魚介ダシに濃厚鳥スープの元味麺(¥700)とつけ麺(¥750)が中心のメニュー構成だが、やや太めの麺が合うのはむしろつけ麺の方。オレ自身は基本的にラーメンでしか評価しないが、ここのつけ麺はさすが激戦区・池袋発、というだけのことはある。


中華楼
 (宮城県石巻)/醤油



2009/01/01 up
これもツアー中なんだけどね。石巻って、メイン・ストリートが"シャッター通り"という不名誉な称号を与えられて、言ってみりゃ"閑散"としてるワケ。でも、この店だけはいつ行っても賑わってる。創業が昭和22年と言う老舗のこの店の目玉メニューは"中華そば"(¥530)。手打ちの縮れ細麺に魚介系ダシのすっきり醤油/チャーシュー1枚+モヤシ少々、と言う一見平凡なラーメンだが、これが意外に後を引く。基本的に中華料理店なのでメニューは豊富だが、何故か中華そばだけが群を抜いて人気があり、来客のほとんどがオーダー、混雑時には行列も出来る。近くには石ノ森章太郎記念館もあり、石巻に来られた際には間違いなくお試し頂きたい。


盛華
 (明大前)/各種



2008/01/01 up
.....何が嬉しいって、地元に美味しいラーメン店が出来たこと(笑)。醤油/味噌/塩/タンメン/つけ麺に加え餃子やご飯もの少々、と言うメニュー全てが美味い(全部食った/笑)。中でも味噌/タンメンは強火の中華鍋でスープをグラグラ煮る本格派、丁寧な仕事ぶりが一品一品に生きており、常にハズレが存在しない。閉店時間が夜10時と早めなこと以外、何も不満がない完全オレ好みの店。温和な御主人、もうじき娘さんがご結婚。おめでとうございま~す!!。


もっこす
 (神戸)/とんこつ醤油




(by T君)
2008/01/01 up
オレん家(明大前)の近くに"第一旭"と言う店があり、たまに食うので"神戸ラーメン"とは何か、に関しては解っている。が、この"もっこす"に行った/食べたことはまだない。では何故紹介するのかと言うと、no ラーメン, no lifeの関西特派員(五杯目参照)を自負するT君のオススメの店なのである。「ここはガキの頃から家族で行ってて、今でも実家に帰ると親父がもっこす行くで~って必ず言うんですわ」と言うこの店は写真の通り行列の出来る地元の有名店。で、今回は帰省(当然兵庫県出身)のついでにわざわざ店に行って写真を撮って来てくれたので特別掲載!。

そう言うワケでオレとしては一旭を基準に想像するしかないのだが、基本的に神戸ラーメンの特色はとんこつ醤油に甘辛のタレと、麺が見えないほど大量の薄切りのチャーシューの存在。こってり目の苦手な方にはつらいかも知れないが(オレも普段第一旭ではチャーシューなしのラーメンを選ぶ)、肉好きの人には見た目からたまらないだろう。昨年春のtour時には寄る時間がなかったが、今度神戸に行ったら必ず行こうと思います!。


紅蘭
 (山口県下松)/牛骨醤油



2006/02/18 up
tour先で旨いラーメンに出逢う為に必要な要素はズバリ、"地元の人に聞く"に限る。でココは、radio収録の後、この"no ラーメン, no life"の存在を充分御存じなコメンタリーの方に連れてって頂いた、創業50年以上となる老舗の"牛骨ラーメン"店。甘めのスープに歯応えのあるストレート麺の組み合わせはズバリ"絶品"!。卓上のタレを入れるとやや辛口にも変身する。メニューは中華そば並¥500、中¥600、大¥700、煮玉子¥100と至ってシンプル。なんでも店主は三代続けて女性だそうで、女性ならではの丁寧な仕込み/作り方が長く続く人気の秘密かも知れない。ちなみに連れてってくれたY氏は「ガキの頃から食ってる」.....羨ましいゾ!。


壱源
 (渋谷)/味噌他



2006/01/01 up
.....このコーナーでは基本的に"メジャーな"ラーメン店の紹介は極力避けて来た。ま、理由は放っといても皆知ってるから、なのだが、今回は有名だが実はオレが東京で一番ウマいと思ってる味噌ラーメン、を紹介してしまう。源/味源/壱源.....う~ん、何故だ。渋谷の壱源が圧倒的だ。濃い目のスープ、挽肉を絡めた野菜、麺のコシ、全てが完璧、そして特筆すべきはそのコンディションのムラの少なさ。いつ行っても"ウチはコレ"と言う主張に差が無い。実はコレが営業の上で最も難しかったりする。ちゅうワケで、この店には「美味しいよ。食べてみて」と言う"愛"を感じるのである。
よって満点!。


味さんじょう
 (新宿)
  /醤油、塩、辛味噌




2006/01/01 up
"夜の街"新宿を拠点とする我々にとって、深夜営業の店はありがたい。始発電車の頃に煌々と灯るラーメン店の灯りのありがたみったらナイのである。味さんじょう(味3)は朝6時まで営業している深夜族の味方。オススメは煮干し系ダシに独特の三升漬を絡めた味3ラーメン。サッパリしながらも表面を葱油が包む事によるスープの熱さにコシのある太麺がベスト・マッチ。"チャーシューの尻尾"で作ったコロッケ"チャーコロ"も美味。


えびな屋
 (代田橋)/各種



2005/09/23 up
ラーメン通の人ならこの器を見てピンと来るだろうが、どこかで見た/食べたようなこのラーメンはオリジナリティこそ乏しいものの、バランスが優れているせいか安心して食べられるオーソドックスな"香○系"のラーメンである。メニューは醤油/とんこつ/塩/味噌/つけ麺、と豊富で、そして驚く事に店内ののれんを一枚くぐると、なんと居酒屋に早変わり!。ラーメンは目の前で作るが餃子は居酒屋の厨房から出て来ると言う変わり種。.....つまり、一杯呑んでラーメン食うには最適な店、と言う事だ。


一こく
 (品川)/醤油とんこつ、塩



2005/09/02 up
.....liveが終わって打ち上げがあってカラオケがあって.....そして早朝に欲するものはラーメンである(西ではけつねうどんになったりもするが)。既に眠りに着いた街の片隅に煌々と光る"ラーメン"の文字、もはや一行(つーかオレ)に選択肢は無く、先頭者(またもオレ)はスキップしつつ店内へ。
.....と言う、「何食ったって旨い」と言う状況を差し引いても一こくのラーメンはOKラインであった。醤油ラーメン(¥600)の煮干し+背油と言う相反する組み合わせのバランスはしつこ過ぎず臭過ぎず、葱+水菜の薬味が意外にあっさり感を演出している。店内はカウンターのみの狭い店だが、けっこうな客数だった事が人気を伺わせる。


八萩家
 (上萩)/醤油とんこつ



2005/08/01 up
流行りの横浜ラーメンは店名に"~家"と付く事から通称"家系"と呼ばれ、八萩家も当然"家系"の店である。太めの麺にドロドロとしたコクのあるスープ、少々臭みは残るがもしかしたらスープのコンディションの問題かも知れない。トッピングのホウレン草がスープに良く合う。


一八亭
 (東伏見)/煮干し



2005/07/08 up
さて、一八亭は実は紹介したばかりの龍からほんの5mの所にあるのだが、長期の仕事で毎晩のように前を通りながら今まで入らなかった一八亭は、看板の"秘伝スパイス"の文字を全く裏切らない、醤油/とんこつ/塩/味噌/辛味噌、いずれにも合う非常に完成されたスープとコクのあるちぢれ麺を持つ素晴らしいラーメン店であった。共通のスープがこれだけのタレにマッチするスープはもはや芸術的である。カレーライス等も扱う定食屋的なメニューだが、麺類だけで充分満足出来る筈。店員によって出来に誤差があるのがやや難点。



 (東伏見)/醤油とんこつ



2005/07/06 up
二杯目に紹介した一兆堂と極めて良く似た東京とんこつ/背油系。しかしあっさりとしたスープは飽きさせず、卓上に置かれた生大蒜とも良くマッチする。麺は太めの卵麺で歯応えが良く、とんこつの臭みは殆ど無い。写真は葱をトッピングした味ねぎラーメンだが、近年多く見かける安易に豆板醤を混ぜ合わせた辛系では無く、胡麻油で作った自家製のタレでキチンと和えてあり好感度も高い。タレは醤油がメインだがこれも一兆堂と同様味噌味も可、他につけ麺や油そば、ちりめん御飯や炊き込み御飯(かやく系)等メニューも豊富。ちなみに筆者は3日連続で味ねぎラーメンを食したが全く飽きない。深夜営業あり。


道楽
 (新宿)/とんこつ



2005.05.20 up
....妙なモノと出会ってしまった。「いや、旨いじゃないスか」と言うのは自らnoラーメン、no life関西特派員を志望する兵庫出身の連れ。.....ワカラン。旨いような気もするし、少々しつこいような気もする。殆どバターのような風味の油でややスープの味が把握しづらい。では何故紹介するのかと言うと、写真の"器"である。なんだか刑務所の配膳のようなこのシルバー感が個人的にヒットだった、それだけである。
ちゅうワケで味は自分で確かめて頂きたい。ちなみに24時間営業。


桜吹雪が風に舞う
 (新宿)/とんこつ



2005/04/29 up
九州出身の友人曰く「コレはもはや九州ラーメンじゃ無い。でも旨い」ラーメン激戦区の新宿二丁目(しかも隣が桂花だ)に3年程前にオープンしたこの店のメニューはあっさり目の"とんこつ搾り"、中くらいの"まんぴか"、そしてこってりの"ドラドラ"。スープは濃くなるに連れ、一般的なとんこつの"ドロッ"では無くむしろ"ザラッ"として来る。葱はわけぎでは無く長葱のみじん切りが別皿でドンと置かれる。スープは確かに特殊だが醤油の配合量が多そうなタレが魅力的で、粘着力のある太めの麺との絡みが絶妙。ホントは満点にしたいトコなんだけど.....オープン当初に比べて、最近店員に元気が無いんだよなー。「よいさ」じゃ無くて「よいっさ!」だゾ!。


びっくりラーメン
 (各地)/各種



2005/04/29 up
たまに泊るホテルの窓から、辺りが既に真っ暗となった深夜でも煌々と明るいあの店は何だろうと以前から思ってはいた。それはラーメン店だった。行ってみると、"ラーメン180円".....何も期待せず入った。内装は松屋かと思った。東京で見かけた事はナイが、390円でまあまあのラーメンを食わすチェーン店は実在するので、なんと無く想像は出来ていた。そして食した。.....ハッキリ言おう。180円でこれだけの味が出せるなら、あと100円出すからもう1ランク上げてくれ!。なかなか旨えじゃねーかよ!。ダシよりも調味料寄りの安価ラーメンとしては上出来、後味はあまり無いが口あたりは良い。


一兆堂
 (幡ヶ谷)
  /とんこつ醤油、背油




2005/04/20 up
今回は少々いわく付きのラーメン/店である。"一兆堂"は現在フランチャイズ展開であちこちに存在するので御存じの方も多いと思うが、今回紹介する幡ヶ谷店は数年前まで"一兆"と言う名のシンプルな中華そば屋であった。確か神楽坂にも同じ店があったような気がしているのだが、この店はある日突然一兆堂へと生まれ変わる。そして、味はややマイルドに変化、しかし味のベースとなるスープ材料はさほど変わっていないような印象。同一スープで採る味噌は珍味の部類(俺は好きだけど)。しかし、正直なところ一兆だった頃の味が忘れられない。アレは旨かった~(この辺のいきさつについて御存じの方、情報求む)。


中田兄弟

  (明大前)/醤油、煮干し



2005/04/20 up
さて、記念すべきno ラーメン, no life一杯目は、明大前にオープンしたばかりの"中田兄弟"である。オープン前から店の前には「江戸前の寿司職人を5年かかってようやく口説き落とし、最高のスープが完成。現在最終調整中」と言う文章がかかげられ、期待感を煽っていた。そして開店。.....正直、「旨い!」と言うより後からじわ~っと蘇って来る感じ。簡単に言うと煮干し系の東京醤油ラーメン(ワタシ好み)、しかしスープにクセが少なく、麺との絡みも絶妙。少量の白髪葱もツボ。メニューは醤油と塩にトッピング系だが、単一メニューで飽きさせない、ラーメン店本来の在り方を目指して貰いたいと思う。地元なので応援。

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