2006/05/11 up

女性singer/F1レース/劇団/弾き語り/D.J./杏露酒。
全部好きなヤツ、いるのかな?。.....ま、良いや。だって、オレがこんなに好きだもん。堂々と皆に自慢しよう!。

加瀬竜哉.com 1周年記念イベント、club・加瀬コム。

2005年4月にスタートしたオレ自身の城。民主主義を装うことをやめ、苦手だった"記録"を始め、厄年真只中の40歳に「もうちょっと目立とうっと」と開き直った男が、生涯初の"イベントproduce"に着手。企画、監督、出演、そして、オレ自身が一番楽しんじゃおうと言うイベント。この1年間、トホホな中から立ち上がったオレを支えてくれた人達、暴走するオレを見守ってくれた人達に感謝を込めて。
─ 加瀬竜哉 + peep  共同 report ─

.....とか言って企画した加瀬竜哉.com 1st anniversary event "club・加瀬コム"@kamikaze house。コンセプトは"この1年間オレを支え、そして魅せてくれた人達と場所を、無茶は承知で一同に会するイベント"。同じ"加瀬竜哉"と言うキー・ワードで繋がりながらも、決して交じり合うことの無い異なるジャンル/人々。ま、このテのイベントは大抵コケる。興味のナイ者同志が同席すれば、自然と"派閥"が形成されてしまい、時間/空間の共有は困難だ。しかし、"魅せる"方法はある。オレのやり方はいたってカンタン。
"放っときゃイイ"んだ。
他にどんなモノを演るかとか、どんな人が出るのか、なんてことをお互いが気にし始めるとダメ。それぞれが、自分の好きなことを精一杯やる。少なくともオレはそれに惚れたんだから、自信持っていつも通りに演ればイイ。コレが表現者の基本理念。少なくとも、それで誰も振り向かないようなモノはオレは扱ってナイから大丈夫。あとは順番とかちょっとした演出だけ。ソレがproduce。
.....どうやら周りの方々からはこの"生涯初の主催イベント"って部分が相当意外だったらしい。が、その通り人生41年にして"初"なのである。ちなみに'05年4月20日にスタートした加瀬コムの1周年イベントを'06年4月にやろうと決めたのが約半年前の'05年10月頃。こう聞くと準備期間が長く余裕で開催!に聞こえるかも知れないが、そこは"アドリヴ人生・加瀬竜哉"、本番当日朝4時にドンキ・ホーテにまだ買い出しに行ってると言う状況。しかも最終的なコンテンツは最初の企画書の2倍ほどになっており、最終的に本番4日前になってタイム・テーブルが20分延長されたりした(.....)。そして睡眠2時間で迎えた当日、東京/品川の空は.....。

今回の都会滞在(爆)は、イベントをはさんで3日間。前日、東京駅に降り立つと、汗ばむくらいの上天気。まずは明日はよろしくお願いしますと加瀬さんにお電話/「いい天気ですねぇ。最近ホントに晴れ女ですから」「ま、明日は雨よ。オレの、しかも生涯初の主催イベントだもん」........そりゃ持ってきてますけどね、傘(爆/ある意味信用してると言えなくもない)。さぁ一夜明け、当日。山手線で一路品川へ。そろそろ到着.... ポツ ポツ ......ザバー  ....kamikaze house到着と同時に、大雨。加瀬さん曰く「勝った」、スタッフ長・須山さん曰く「よし、予定どおり」。....いい呼吸ですね(トホホ)。
順次会場入りされる多様な出演者の方々。そして搬入されて行く多様な機材。多様....大量のブロックとか(爆)。そう、kamikaze houseにはlive〜showcase〜シリーズで何度も訪れ、会場の様子も頭に入ってます。この半年間、どんどん具体化するイベントの企画をお聞きするたびに、『それを、あのステージでどう演るワケ?』(汗)とオデコに何度も?マークが貼り付いてました。ところが、「"転換"を切れ目にはしない。全部D.J.で繋ぐ」....ブロックの正体は、ステージと対面にセットされるD.J.ブース。チケットはすでにsold out、満員・長時間のオールスタンディングというイベントでありながら、切れ目なく常に目も耳も奪ってしまおうという狙い。....が、ここで問題になるのが、バー・カウンタを挟みUの字型になっているkamikaze houseのレイアウトです。店内での移動はある程度見込めても、ステージと対角線上に位置するお客さんからは見えにくくなってしまう....さぁどうします加瀬さん(爆)。「
だから、あそこのモニターを使う」/kamikaze 入口にある、普段ライブでは使用していない設置モニターに、ステージの様子を映し出す─。....あ、でもD.J.中はどうするんでしょう....(汗)。「カメラ2台用意するもん。当然D.J.も映すよ」 見れば、須山さんがカウンタに2台のカメラを交差するようにテキパキとセッティング中。お、お手伝いしますっ!(←三脚押さえただけ/爆)そんな抜かりない「魅せ方」に加え、ステージ以外の企画も....。
やや押した開場時刻を迎える頃には、すでに5Fのkamikazeからビル入口まで行列が。(←あまりにもスゴイので、下まで見に行った私/ってオイ) 入口で配布されたのは、今夜の出演者が紹介されている「club・加瀬コムpaper」。裏面にはあの「paradise」の歌詞が....ohしまった大島マスター(特に意味はありません/だからオイ)。続いて、今夏リリースされる"flowers"の、まさに艶やかなフライヤー。そして、何も書かれていないホワイト・レーベルのCD-R....正体は....もらった方だけのお楽しみかな?(イジワル?) 添えられた封筒にも"club・加瀬コム"の文字が入っているという徹底ぶり。あ、ちなみにpaperも封筒も緑色です(当然?)。
さぁ、ドアを開けると出迎えてくれるのは、ノリノリのD.J.。....そう、開場と同時にイ
ベントもスタート!まずはclub・加瀬コムの「ホステス」ことCITROBAL/米山美弥子さんが、D.J. CITROBALとしてお出迎え。店内で開演まで時間を潰して....なーんて余裕かましてるヒマはありませんよお客さん(笑)。まだまだありますよ今夜限定の企画(笑)。まずはオリジナル・カクテル登場。その名も"maruta soda"。当然、杏露酒ベースです。終演を待たずして完売してました....飲めた方、ラッキー(笑)。そして壁一面に張り出された10数枚の写真は、「ギャラリー・街ヘン」、略して「ギャラ・ヘン」。そう、加瀬コムの人気コンテンツ(笑)・「街ヘン」のギャラリーver.。ネタはすべて新作....なんたって『〜春の新作フェア〜』。つい笑ってしまいつつも、"加瀬コムの一周年なんだから"という加瀬さんの思い入れも感じました。「こんなことまで....」と指さして笑っているお客さんが嬉しかったです。そ、こんなことまでやってしまうのが加瀬竜哉(笑)。
と、眺めているうちに、人・人・人で埋まっていくkamikaze house....ス....スゴイ(爆)。テーブルも椅子もとっぱらった広いはずの店内が....予想してたとはいえ、圧巻。良い眺め〜(笑)。D.J. CITROBALが盛り上げたところで、いよいよステージにライトが灯ります。




「え?、加瀬さん歌わないの?」.....半年ほど前にこのイベントを企画してからつい数週間前まで、予定されたコンテンツにはオレの"歌"は無かった。.....だって、元はこの1年間、加瀬竜哉を支えてくれた人達を自慢したい、ってのがコンセプトだったんだから。時間だって限られてるしさ。ところが、「加瀬竜哉.comの歴史は、そのまんま"singer・加瀬竜哉"の歴史でしょ?」.....その通りだ。冒頭に挨拶するって事は.....そうね、この1年でオレがどんなsingerになったのか、ってのを披露する場にはもってこいだ。初ステージ/TV/radio/tour/street.....そして帰って来たkamikaze house。
「.....健、ギター貸してくんない?」

この1年間見慣れたガット・ギターではなく、アコースティック・ギター....しかも座らずに、立ち姿でのsinger・加瀬竜哉。曲は"my dear"。昨年、3回目のlive〜showcase〜"hug"で歌われた曲。....思えば、この"hug"あたりから「歌うこと」に対する加瀬さんの姿勢が変化してきてたんじゃないかと思います。より伝えること、伝えたいこと、伝えようとすること─もちろんどんな楽器を手にしようとも、ミュージシャンにとって聴く人に「伝える」ことは大事だけれど、"言葉"を操るsingerはまた特別だと思うのです。"hug"の客席で、"あ、何か変わってきてる"と感じたのは私だけじゃないはず。そして今夜。もう"showcase"ではないのです。singerとして、また「主催者」として堂々と歌うその姿に感動....。満員の客席に、出演者に、そしてkamikaze houseに感謝を込めた"my dear"。伝わったかどうかは....湧き上がった大きな歓声と手拍子が応えてますよ、singer・加瀬さん....!

ありがたや拍手喝采。.....opening actの大役を務め、コレでこの日のイベントでaudienceの"基準"となるのがオレの歌/オレのperformance、になった。つまり、このあと出て来るヤツはaudienceによって"singer歴1年"のオレと比較されることになったワケだ。しかも同じアコースティック・ギターのひとり弾き語り。さ、club・加瀬コムの"隠しcontents"part1。
「.....皆に頼みがある」




「好き?、嫌い?」「う〜ん、嫌いじゃないケド.....」
実際に好きでもないもの/別にどうでも良いものを評価しなくてはいけない時、とても便利な表現だ。だが、
-良い/普通/悪い-
この3つの答を用意した時、人間の本音は必ず一定のパターンを示す。「.....う〜ん、普通」コレが、実はあまり好きでもなく興味もナイ時に最も便利な答だ。言い換えれば、「ズバリとは言いづらいけどホントは好きじゃないよ」の時に使う。サヤカと健の前でこんな話をしたのは1月頃。
そして昨年から「オレをproduceして欲しい」「オレもイベントに出させて欲しい」とオレに言い続けて来たF.T.C.(仮名)と言うアマチュア・男性singerのclub・加瀬コム出演にあたり、オレ自身が持たせた出演の"意味合い"がコレだ。ここでは多くを書かないけど、コイツは基本的に甘ったれ+いい加減。言い訳ばかりで自分じゃ努力しないクセに「produceして」と言われても困る。よって、君に"君を知らない人達は君をどう思うか"の匿名アンケートを取る機会を作ってあげた。MCでも言ったけど「今日オレが一番悪いヤツに見える時間」、出演者/関係者全員が知っていて、本人には内緒の"実は公開オーディション"。初めて観るお客さん達の"良い/普通/悪い"から選ばれるF.T.C.への客観的な感想。"普通"と言う印象のヤツにチャンスは無い。が、もしも皆が"良い"と思ったなら、club・加瀬コム中でもう1ステージ演らせよう。
結果は.....あまりにも予想通り。協力してくれたaudienceの皆、ありがとう。コイツを今後に繋げるかどうかは本人次第。満員のaudienceの前で赤っ恥かかされて、このまま黙ってるようじゃrock'n'rollerとは言えないぜ。で、これもproducerのお仕事。

えっと....(苦)。顔から火が出るような恥ずかしい思いも、歯ぎしりして涙こらえる悔しさも....何かと本気で向き合うならば、試練も本気で、牙剥き出して襲いかかってくるぞという覚悟が必要。それを乗り越えない限り、「次」は無い。乗り越えるために、何かを犠牲にしないといけない時も....。これって、「闘う」人にとっては、あたりまえで....そして、勘違いして欲しくないのは、大事なのは「犠牲にしたものの大きさ」じゃない。そんなもの競っても....というよりも、聴き手には関係のないことだから....。
....終了後のD.J. CITROBALのplay listは「stray cats」....鍵は与えられたと思います。加瀬さんの言うとおり、あとは自分で選ぶだけ....。




'93年、某有名劇団のバック・バンドの仕事を終えたばかりのオレに来たオファー、「この劇団の音楽を創って」見せられた写真週刊誌に写るのは.....宝○!?。
....あれから12年、オレはとうとうその劇団の解散まで付き合ってしまった。そして、解散後も卒業生達が別の活動の場でオレを慕ってオファーをくれる、とても素晴らしい関係を築くことが出来た。で、このhonestyは彼女達がこのclub・加瀬コムの為だけに結成してくれたspecial・unit!。このオファーをしたのは半年ほど前だったが、
問題はステージの広さ.....と言うより"狭さ"。kamikaze houseは普段彼女達が立つステージの1/10程度のスペースしか無い。が、彼女達の答は「そう言う場所だからこそ、出来ることもある」.....スバラシイ。そしてあのステージ。ま、とにかく最初にド肝を抜いたのはマリーの衣装だ。何しろ専用通路を作ったからね!。そして、あれだけの人数が跳ぶ/舞う/走る.....正直、オファーの時に一番心配だったhonestyは、kamikaze houseを完全に"夢の舞台"へと変身させてしまった.....参った!。

モニターどころか、ケーブル類の1本さえ残さずに撤収されたステージに現れたのは─あゝ愛あればこそ─....ですよ。マリー妃殿下ですよフェルゼン伯ですよ。マリー妃殿下の専用通路ですが....必要なかったかも(爆)。楽
屋口から登場した瞬間に、周囲の人が後ずさってましたもん。おそらく初めて見る方(私も含め)は、最初は呆気にとられたと思うのですが....スゴイのはここから。「浮く」どころか、逆にkamikazeの空気を染め上げてしまったそのオーラ(!)。手に手をとって見つめ合う恋人同士、そしてそれを祝福する妖精のような娘役たちと入れ替わりに現れたのは、漆黒のマントに身を包んだ吸血鬼。自らを呪う言葉を吐く、か....えと....この際、「彼」だ、「彼」!に癒しの歌をうたう娘役が客席から....そう、出演者の登場も楽屋からとは限らない。これもステージの狭さを逆手に取った演出。....お見事です!再びステージに取り残された吸血鬼がマントを払いのけると、その下は燕尾服。曲も変わり....あ、「太陽がいっぱい」だ!(映画好きぴぃ)加瀬さんのguitarも加わっていた、激しいアレンジの「太陽が
いっぱい」にのせて、男役3名による黒燕尾の群舞。....やばい....かっこいい。女性であることを忘れるというよりも、女性だからこそかっこいいのです。ステージの狭さを忘れさせる、大きくてしなやかなダンス。....実際には、撤収できない吊りスピーカがあったり、ステージ上は客席から見る以上に狭いのです。動きを大きくするには、相当な練習と勇気が必要だったと思います。....たった10分間の1st stageで、圧倒的な存在感を示してくれました....!




そうなのよ。F1ドライバー目指してカート・レース始めたのは中学生の時。が、全然ダメ。3年後、音楽と出逢って今のオレがいる。しかし、30年間F1のことを忘れたことは無かった。それどころか、御存知の方もいるだろうがオレがweb上で始めた週イチ連載レーシング・コラム"no race, no life"はあれよと言う間に人気siteとなってしまった。連載を終えた時、驚くようなオファーが殺到した。有名出版社から「本にしませんか」なんて言われても、考えたこともナイから返事のしようもナイ。
そこに「一緒にinternetで面白いことをしようよ」と声をかけてくれたのが山ちゃんこと山口正己氏。.....いやちょっと待って、山ちゃんってあの日本初のF1速報誌"GPX"編集長の山口正己氏!?。早速御会いして悪巧み。「オレのこと知ってる?」知ってるどころかアナタの本を読んで育ったようなモンですよ、オレ.....ちゅうワケで現在一緒に悪巧み中。で、オレの悪巧み第一弾がコレ。"F1全戦TV中継20周年、我等が日本のホンダ/トヨタ、日本人ドライバーらは果たして現代のF1で勝利出来るのか!?"に焦点を絞って濃密なtalk。山ちゃんは自分から"業界人"なんて言葉は絶対に使わず、自らを"プロのレース・ファン"と呼ぶ。そしてBARチームのグッズで武装したオレは....."タチの悪いオタク"。peepさんの眼にはどのように映ったんだろ?(.....)。

「こういうカッコしてる人って....どうです?」
「え〜とね....キライ(爆)」
いきなりオイオイなツッコミで始まったこの対談、某F1掲示板では「夢の対談!」とか「プラチナ・チケット!」と騒がれていました。山口正己さんといえば、F1界....いーえ、レース界における"大御所"。対する加瀬さんも"no race, no life"でのオタク全開っぷり(....)で、多くのF1ファンを魅了したという「顔」を持っています。........ん?加瀬さんが自ら、公の場で"no race, no life"について触れられたのは初めてじゃないでしょうか!?「F1の話しても、皆さんわからなくて退屈なんじゃないかな?」と遠慮がちな心配をされてた山口さんですが、いざ語り始めると熱い!(爆)相手が"まるた氏"じゃ、なお止まらない!(笑) 「日本人が何故F1で勝てないのか?」というテーマに、日本企業の体質、インディ・カー・レースのセッティングから学校教育の在り方まで"引用"されるこの対談。ふりきられるかと思いきや、ウンウンと頷く姿が客席のあちこちに....。

前週イタリア/翌週ドイツと言う多忙なスケジュールの中(オレってラッキー)、貴重なお話をたくさん聞かせて頂いた山ちゃんに感謝。ちなみに伝説の(笑)"no race, no life"を含め、近々山ちゃんと新しいmotorsportsのサイトを始める予定です。お楽しみに!。




club・加瀬コム"隠しcontents"part2。先日CITROBALのliveにguest出演した際、たまたま共演したアーティスト、"その名はスペィド"、singerの名はルビィ。どんな表現よりも適確でわかりやすい言葉、まさに"一目惚れ"!。ハコの楽屋で"ドキドキした"のは久し振りだった(.....)。
今回のclub・加瀬コムも急なオファーにも関わらず、快く出演してくれた。.....で、どーよ、あの立ち姿、あの声!!。

.......美女(爆)。すらりとした容姿!誘うような視線!(........)そして、甘〜い歌声!(最大のポイントは、ココよココ!) 加瀬さんが"一目惚れ"(笑)しただけあって、そのステージ映えは格別。"その名はスペィド"相棒のSLF!!氏と、加瀬さんのガット・ギターを従えたボサノヴァ調(嬉しー/笑)の"踊らないわ"。曲中の「セリフ」まで、聞いててドキドキしてしまいました。「あらヤダ」なんて言われたひにゃもう(........おいって)。たった1曲のステージでありながら、インパクトは絶大!




CITROBAL/米山美弥子との付き合いはもう8年ほどになる。お互いが大ファンで、大切な友人で、そして音を出せばサイコー。liveでの共演も多数。しかし今回はclub・加瀬コムのsub MC(本人曰く"ホステス")/D.J.、そしてlive、とオレに次ぐ出ずっぱり!。.....皆、実は彼女、オレが知る限り今までで最悪に具合が悪かったんだよ。なのにリハーサルで「スローな曲にしようか」「ううん、変えない」本番もD.J. time中もずっとノリノリ.....コレがプロよ。演る前からweb上で「怪我しちゃって.....」とか言い訳してるバカに見習って欲しいモンだな(.....)。
さて、liveはオレのCITROBAL・favoriteの"VW'88"とムード満点の最新作、"Bed"。本来piano曲であるCITROBAL作品をgut guitar1本でplayする気持ち良さ、そしてCITROBAL本人との息の合い方!!。素晴らしいね。もう何でも出来ちゃうよ、オレ達。

ここまでのコンテンツを繋ぐ時間を、ずっと"D.J. CITROBAL"として楽しませてくれてた美弥子さん、D.J.ブースを飛び出して、CITROBALとしてステージに登場です。live〜showcase〜"hug"で、加瀬さんと"お互いの信頼
あってこそ"の見事なコンビネーションを聴かせてくれましたが、今夜再度の共演。相変わらずの「いい女」っぷり。トークでは"VW'88"のモデルになった愛車のお話も。....つい最近廃車になってしまったそうですが、どれだけ大切に思っていたかを笑顔で話す姿に、今なお愛情を注いでることがひしひしと伝わってきました....。そして、"VW'88"。美弥子さんの思いに応えるような加瀬さんのガット・ギターと相まって、まさに「アクセル踏み込んでる」ような疾走感溢れる歌声。コーラスの息もピッタリ!続いて、うってかわってしっとりとした"Bed"。客席も静かに聴き入って、大人のムード全開。今後の活躍も楽しみ

「好きなギャンブルは"恋愛"です」.....素晴らしい。ツボった(.....)。




昨年3月、オレは初めてここkamikaze houseに来て、そして1曲だけひとりで歌った。それが、実質的なsinger・加瀬竜哉の誕生の瞬間。オレを呼んでくれたのが石田健。コイツは以前オレがバック・バンドを演っていたsingerのボーヤだったのだが、初めて歌声を聴いた時にもう虜になった。なんと言う表現力、なんと言うオーラ!。ギター1本で聴かせるsingerとしてはオレの知る"日本最高の男性singer"。以来ちょこちょこと面倒を見ていたが、現在OPtimist Market(通称"オプティマ")と言う2人組で活動中、主にここkamikaze houseでmonthly event "too much drink"を開催している。つまり、コイツがいなかったらsinger・加瀬竜哉も、club・加瀬コム@kamikaze houseも無かったワケだ。
で、今回はオレのリクエストで数年振りのひとりステージ(相方を貸してくれたマーチンに感謝)。もう、ギターの1音目/声のひとこと目から鳥肌。羨ましいね。でも、そんなヤツにも悩める時期はあって、過去に健と呑みながら聞いた"ある話"が、今のオレの生き方に凄く影響を与えてる。なんったってこのオレが歌い始めるくらいだからね!。

singer・加瀬竜哉のliveと同時に、"OPtimist Marketの石田健"は何度も目に、耳にしてきましたが、実は私、"石田健"ひとりでのライブを見るのは初めて。加瀬さんの紹介でステージに現れた石田さんからは、MCもない。ただ、歌うだけ。ひたむきにただ歌うだけ。もう聴き入って目もそらせないし、うっかりすると呼吸するのも忘れるほど。ライブ前、加瀬さんから「心して聴けよ」と言われました....納得。あとで石田さんにいきなり「....どうでした?」と訊いてしまった私。先に聴いた側が「○○でした!」とか何とか言うべき場面だったんでしょうけど、何となく....顔見たら、自然と逆に尋ねてしまいまして(今思えば大変失礼なことを....スミマセン/汗)。石田さんのお返事は「う〜ん....何も覚えてないんですよね〜」。....うまく言えませんけど、すごくいい顔でしたよ〜....。最後の曲は"メンチカツ"。今夜の選曲全体からするとイメージも違いすぎるし、実際浮きかねないんじゃないかな?と気になっていたんですが....杞憂。客席がひとつになってメンチカツの大合唱!。聴く人を惹きつけたまま、巻き込んでしまうそのオーラに、心から拍手。




club・加瀬コムの"隠しcontents"part3。カンペキだったね!。健とイベントの打ち合わせした時に、ヤツには「最後は"メンチカツ"だな」って言ったら「あ、加瀬さんそのあとにD.J.でメンチカツのデモとかかけてくれる、って予定なんでしょ?」な〜んて言うから、「.....んじゃ、もっとオモシロイことしよ〜っと」と思っちゃったんだな。
ちゅうワケでdub mixer・加瀬竜哉登場、ズバリ"メンチdub feat.D.J.maruta"!。
coolな4つ打ちhouseが一転、"メンチカツ"のdub mixへ。しかも両脇に"メンチdub・レディース(honesty遙奈まい/友永朱音)"を従えて踊る踊る!!。モニター見て慌てて戻って来た健の顔ったら無かったね!。それと、振り付け。アレ、正直言って自慢。何しろ、練習一回しかやってナイ(!)。本番10日ほど前にスタジオにメンチdub・レディースが来て、その場で考えてくれて、しかも健にもhonestyにもナイショだから当日確認すら出来なくて、んでアレよ。笑えたっしょ?。

石田さんの歌声の余韻が醒めやらぬうちに、美女2名を従えて、coolにD.J.marutaの登場。まさか"メンチカツ"が始まるとは誰も思ってなかったでしょう(笑)。転がるように、ビデオ持って飛び出してきた石田さんもおかしかった。「サイコーっす!」(笑)。そして、「振付」付きのメンチdub・レディースに挟まれて、あくまでcoolに徹してたD.J.marutaがヘッド・フォン姿のまま、突然「振付」に参加!意表を突かれた客席大爆笑!live〜shoucase〜"one"でも見せてくれましたが、加瀬さん好きですね。こういう「ぶち壊し」(核爆)。初めて「加瀬竜哉」を見るお客さんも結構いらしたんじゃないかと思いますが、これだけ多様な出演者をまとめてイベントを仕切る上に、歌うわ語るわ踊るわ....ますます「この人は何者だ!?」と思われたこと間違いなし!(笑) 最後の"グッジョブ!"扇子まで、芸が細かい....。




honesty第2部。openingは実はオレのhonesty・club・加瀬コム用書き下ろし新曲。ミュージカル畑の彼女達にとって、実は"digital beat"なんざ初体験。さて、どう料理してくれるか.....。何しろいつもならオレが彼女達のイメージに沿って曲を書くワケで、反対に「この曲で踊ってくれ」なんて言われること自体がそうそうナイ。で、結果論と言えなくもナイがオレは結局一度も稽古場に顔を出すことが出来ず、当日が初観。.....素晴らしい。メンチdub・レディースのふたり、ブッ続けでさぞタイヘンだったよな。そしてエンディングはお約束のアレ、これもオレの書き下ろし曲。華々しく、そして軽やかに。皆、ありがとな。

初体験って....とてもそんな風には。色とりどりの衣装に身を包んだ、男役・娘役入り乱れてのdance。お客さんから「一体何人居るの?」と訊かれましたが....honesty、当日ステージに立ったのは、実はたった8人(!)。"早変
わり"も見せ場のひとつ、ご本人たち曰く「楽屋は戦場でしたよ(笑)」。....激しいdanceから一転、ひとりステージに残った真っ赤なドレスの娘役....可憐というよりも、妖艶な「花」。1ststageでは"吸血鬼(男役)に襲われる少女(娘役)"という場面がありましたが、2nd stageではその逆/"食虫花(娘役)に襲われる蝶(男役)"....キレイ(爆)。今回、セッティングの関係で、MC的なことは出来なかったのですが、エンディングの晴れやかな笑顔がご挨拶代わり!

club・加瀬コムspecial unit・honesty、参加メンバーは白妃瞳/優咲葵/浅輝瞬/友永朱音/Azusa/遙奈まい/水綺じゅん/藺波舞(以上出演者)、橘翔/七嶺凛(以上歌唱参加)。遙奈まい/友永朱音はD.J.maruta feat.メンチdub・レディースを含めて3ステージ!。皆、お疲れさん!。




加瀬竜哉.comのスタート時、コイツはオレの横にいた。.....前でも後でもなく、横にいた。そしてこの日、コイツはオレの斜前にいた。.....正直、嬉しい。
けっこう今まで加瀬コムの紹介文ではオレがサヤカのことを2回フッただの3度目の正直だの、サヤカファンから見たら「フザケんなテメエ!」な事を書いて来た。そして.....実はワリと"放ったらかして"おいた。何もせずに他力本願なヤツだったら、すぐにボロが出る。が、サヤカは違った。何をすべきかちゃんと考え、行動した。そこで初めて「こうしてごらん」と言える。発展/進歩はそこから生まれるもの。
-ああ、コイツとならやるべきことが出来る-
なのでオレは愛と尊敬を込めて御褒美をあげた。1964records"flowers"への収録と、club・加瀬コムの"トリ"だ。しかし、同時にプレッシャーも与える。CITROBAL/ルビィと言う強烈な"オーラ"を放つふたりと、honestyと言う強力な"カラー"を持つ集合体を目の当たりにした後に迎える、サヤカimpossibleとしての"初ステージ"だ。

....大音量のニルヴァーナがSEとは思いませんでした(爆)。加瀬コム開設時から存在したユニットが、名前を与えられ、ついに初ライブ。「成長するままに任せてたら自然とこうなった」とは言え、加瀬コム1周年と同時に登場なんて、とても劇的な"デビュー"。客観的に見ても、今夜ここまでの出演者の締めくくりとして登場なんて、すごいプレッシャーだと思います。にも関わらず、登場するなり4人 手を繋いでのバンザイ!サヤカさんの歌をステージで聴くのは、昨年6月のlive〜showcase〜"stay with me"以来。あの時同様、"セクシーな衣装に対照的なキャラクター"は健在、でもバンドを従えての今夜のvocalはまったく別物。1曲目から、何の飾りも必要ないと思える、まさに"裸の声"を聴かせてくれました....。そして、考えてみればエレキ・ギターを持ってステージに立つ加瀬さ
んを見るのは○年ぶり(え、そんなに!?/爆)。個人的には"change"のguitarがとても気に入ってます....目の前で聴けてとても嬉しい。この"change"、そして続いて演奏された"楽園"が"flowers"に収録されます。"楽園"も、サヤカさん独特の世界観を堪能できる曲。
ただでさえ忙しい加瀬さんが、このイベントの準備でさらに忙しくなったりして(当然だ....)、リハーサルする時間はあるんだろうか?と心配しましたが、そこはbass・ななぞおさん、drums・toshiさんもさすが職人!安定した息の合ったリズムを存分に聴かせてくれました。そんな信頼できる演奏に後押しされるように、ラストの"イカルス"でサヤカさんの伸びやかな声も最高潮。プレッシャーは....歌い始めた時点でどこかにいっちゃってたみたいですね(爆)。そして来る7月29日、サヤカimpossibleとしてのlive@渋谷THE GAME告知。ますます楽しみです。

思えば昨年、加瀬竜哉live〜showcase〜"stay with me"で初めてsingerとしてsolo liveを演った時にゲストとして呼んだのがサヤカ。あれから1年、同じkamikaze houseのステージに今度はメインとして立ったサヤカは、まあ親バカみたいなモンかも知れないが頼もしかった。これが実質的なサヤカimpossibleのスタート、これからをお楽しみに!。




さあ、イベントのラストはお約束中のお約束、出演者が一同に介してのsession、曲はコレ以上相応しい曲は存在し得ない"paradise"。ただしオレがlead vocal、ってのが超新鮮でしょ(爆)。全員にステージに上がって貰うことは出来ないけれど、少なくともオレの視界にはひとつになったkamikaze houseが映ったよ。

ついにここまでやっちゃうのか....というのが第一印象/singer・加瀬竜哉、ついにギターも持たずにハンド・マイクのみでバンドを従えてのlead vocal!普段「楽器」を持ってステージに上がってる人が、ハンド・マイクのみで立たされると、どう動いたらいいんだかわからなくなっちゃう....のが普通だと思いますが。加瀬さん、意外感はあっても違和感なし!(笑) サビで大きく右に左に腕を振ると、ステージ上も客席も、それに応えて腕を降り返してました。手の"波"に埋め尽くされたkamikaze house、まさに"paradise"!今夜の出演者....確かに全員がステージに上がるのは無理だったけど、それでもひとりひとりを紹介しつつ感謝を口にする姿にはホロリ....。終わって欲しくないけど....終わらなきゃいけないんですよね。"次"に進むために....。



加瀬竜哉.com1周年。singer・加瀬竜哉1歳。

CITROBAL+ルビィ
beautiful!

honestyはフロアにいるだけで注目の的

サヤカimpossible出陣!

メンチdub・レディース参上!

よっ色男!F.T.C.より似合ってるぜ!!

山ちゃんノリノリ

この4人が11年前にvisual系バンドをやってたのを知る人は少ない....

kamikaze house・大島さん
ありがとうございました!

.....振り返ること/記録すること、群れること/まとめることが苦手/下手な、アドリヴで生きて来たオレが腕時計を買い、予定を立て、仕切り、電話とメールをしまくった、初の主催イベント。皆、楽しんで貰えたかな?。
冒頭に書いたように、本来もしかしたら"興味のナイ"ジャンル/アーティスト達が一同に会することで、まず危惧しなくてはいけないのがaudienceの"退屈"。良く似たもの/趣味の同じ者同志なら何の心配もいらないが、これだけの異種ジャンルが揃えば興味の湧かないものがひとつふたつ必ずある。この状況は.....そうだな、自分の好きなものを彼女に自慢したい時に似てるかな(爆)。そんな時は「別に好きになってくれとは言わないケド.....」なんて言わずに、思いきり「良いだろ、コレ!」ってやっちゃった方が良い。そうすりゃ、そのひたむきな姿に感心するか、さもなくば「しょうがないわね、そんなに言うなら付き合ってやるか」と口説き落とせるかのどちらかだ(.....)。

と言うワケでclub・加瀬コムどうにか終了!。本番4時間/会場入りから撤収まで9時間の長丁場、今振り返ると全部で2時間くらいに感じてたりしますが(.....)。出演者/スタッフの皆、kamikaze house、御来場頂いた皆さん、本当にありがとう。数え切れないほどのhugを、忘れられない拍手を、素晴らしい微笑みを、そしてオレの歌に合わせて皆が歌ってくれた声/振り上げてくれた腕を、本当にありがとう。
さ、目指せ2周年!.....いや、今度は3周年かな。だってこのまま行くと、そろそろ2周年の企画立てなきゃなんねーモンな.....。

企画段階から、私も含め何人から「....無茶ですね(爆)」と言われたことでしょう。終わってみれば「できちゃった....」と感嘆するのみ....みなさま、そして主催者・加瀬さん、いい夜をありがとうございました。そして最初にも触れた、当日受付で配布されたCD-Rですが....これがおうちに帰っても二度オイシイ(笑)。ちょっとくらいならネタばらししてもいいですかね....(おどおど)。収められているのは、"radio・加瀬コム"(!)。パーソナリティは、加瀬竜哉+米山美弥子という、今夜のステージの感動・余韻たっぷりのコンビ。1時間の"radio番組"中にはトークあり、音楽あり、CM(笑)あり....これ以上はもらった方のみのお楽しみですか?(汗) あ、もうひとつだけ....実はトモダチ対談の続編(!)も入ってたりして。おふたりのトモダチ対談・続編といえば....そう、恋の話(爆)。いや〜そうですか、そんなことがね、なーんてことも語られてたりして(....底意地悪いな....)。今頃、どうしてらっしゃるんでしょうね、加瀬さんの初恋の君は(笑)。

.....ああ、客席にいたよ。チカコたん(爆)。
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